【2017年度上半期決算速報~脱サラ4年目の現実~】
【2017年上半期(1月~6月)売上速報】
売上高1,734,288円
前年比148%
販売単価:推定125~130円
販売袋数:推定13,400袋
短日売上最高額:6月12日(月)79,972円
月間売上最高額:6月804,049円
【サマリー】
1月~3月販売商品は前年度分の貯蔵野菜(長ネギ、長芋など)と黒豆等。
4月より葉物野菜(水菜、小松菜、チンゲン菜、菜花など)や根菜類(カブ、長芋)
5月から今年度2月より播種した野菜が出荷可能状態となり売り上げに貢献。
前年度より早めに種まきを開始した結果、2週間程度早い段階で出荷野菜の収穫が可能となったことと、この時期の生産量と品目数も前年より2倍近く増やすことができた。
3月下旬~5月は育苗が集中する時期で作業時間が種まき・育苗に多くとられる中、順調に畑の準備ができたことが収穫量に対するプラス要因となった。また、定植後の野菜管理も前年より手をかけられたため、秀品率向上により売り上げに貢献。
ただし失敗も多々あり。白菜600個、カリフラワー300個、レタス150個、品質悪いため廃棄。その他葉物野菜、収穫途中で病害虫により廃棄あり。
特に5、6月の販売額増加が予算達成率に大きく寄与。
売り上げ増加に関する前年度との差は、
①農業に全神経を集中。農業以外のことが極力何もしない。
②お取引様の増加(レストラン2店舗)
③販売できる野菜の量と種類が増えたため既存お取引様からの受注量が増加
④野菜の定期宅配開始が前年より1週間早かった。
⑤野菜の定期宅配にお手軽Sサイズを導入したこと(単価は下がったが数量は増えた)
⑥4年目で直売所でのブランディング効果が表れ始め売り上げが安定してきたことと、直売所から直接注文のお客様が増えてきた。
管理面向上の要因は以下が考えられる。
①雨・雪が比較的少なかったため畑の準備が順調に進んだこと
②兼業妻の労働比率が上がったこと(本業を基本火・木に集中してもらう)
③調整・出荷作業効率化のための作業場改善(消耗品のストック、伝票管理など)
④新兵器導入(小型耕運機こまめ)により作業時間の短縮
⑤分解性マルチの本格導入で畑の回転率向上
⑥気候要因だと思うが虫の発生が少なかったこと。
逆に負荷が増加したことは以下の通り。
①今まで1種類であった野菜のラベルシールを、野菜ごとに作成し貼るオペレーションに変更。これにより今までは外注していたシールを、自宅のレーザープリンターにて作成・印刷するとになり、そのための時間や野菜調整後のシールを貼る作業が複雑化し作業時間の増加となった。(ここはユーザー目線で個々の野菜の説明が記載されている方が親切であると判断したため導入)
②前年度は2名のスタッフを雇用していたが今年はゼロ。
③月曜日午後強制半休としたこと。(癒しは必要だ!)
毎年のことであるが、野菜の収穫物が多い時期が過ぎればそのあとは、当然次の野菜の準備~収穫までどうしても端境期ができるため、収穫物が減少する。
畑の作付け可能面積が約70aと限られていることと、自分の気力・体力が影響する。
【下半期に向けての課題】
①引き続き畑の土づくり
②畑の回転率向上
③7~9月の種まき、育苗、畑の準備を後回しにしない。そのためには収穫できるものは早く収穫を終わらせる、だめだと判断した野菜は速やかに片付ける。
④1袋当たりの販売単価目標150円に近づけるための品質向上
【下半期行動指針】
今の判断と行動が3か月後に影響することを念頭に置き行動する。
一度やり始めたら徹底的に仕事にとどめを刺す。
売り上げが目的ではない。うちの野菜を心から喜んでいただける方のために野菜を育てる。そのために妥協はしない。
野菜への敬意と愛を忘れない。
今の考え方やり方を前提に、専業農家の私と、兼業農家の妻の二人で、売上高600万円で純利益300万円達成が当面の目標です。このくらいで東京在住サラリーマンの年収400万円相当の生活水準になるのではと思っています。
売上高800万円、純利益400万円を超えたら次の目標に向けてへ進むことができると思います。
もっと効率的に売り上げを上げる方法は見えましたが、あくまで理念を判断基準の第一優先にして、コツことと積み上げていくのが我々らしさだと思います。
いつも応援ありがとうございます!
以上

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