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◆信州松代 みやざき農園◆ ~畑の日誌~

長野市で四季折々、年間100種類以上のオーガニックな野菜たちを、まごころ込めて育てます。
Posted by みやざき農園代表 宮崎康介   0 comments   0 trackback

【自称野菜セット農家の10年目の想い】

やはり今年も気合が足りず、繁忙期にブログを綴ることなく、12月を迎え、それでも何とか爪痕を残そうと久しぶりに投稿させていただきます。
以下文章は会員様向け「農園通信」に掲載したものからの抜粋です。
自称「野菜セット農家」としての10年間の軌跡を大まかに的また文章です。

4月からお届けしている野菜セットも気がつけばあっという間に残り1か月で終了の時期となりました。毎年同じことをつぶやいている気がしますが、今年も「100点満点の野菜セット」をお届けすることができませんでした。反省ばかりです。毎年前年の課題を分析し、同じ失敗をしないように改善しているつもりですが、農薬や化学肥料を使用しない農業は特に予測できないことが多く、問題が発生した時の解決方法の選択肢が限られているため、結果として年間通してすべての野菜を理想通りに管理することができません。もちろん完璧は無理かもしれませんが、少しでも100点満点に近づけるよう、引き続き全力で野菜たちと向き合っていきたいと思います。
 
今年は農業を始めて10年目の年でした。東京での会社員時代、妻の実家の長野市で野菜を食べたとき、「旨っ、スーパーの野菜と全然味違う」と衝撃を受けました。そして東日本大震災があって、どんなにお金や高級車や社会的地位があっても、有事の事態の時には全く無意味だと実感。生きるために本当に必要なものは、「安心して口に入れられる食事」、「雨風をしのげるほっとする場所」、「温かい人間関係」。これらが最低限あれば「幸せな人生なのでは」と思いました。その中で飲食業に携わっていた自分ができること。それは「美味しくて安心して食べられる野菜を育てて、自然豊かな地方から大都市へ、野菜を送る仕組みを作ること」だと考え、2013年に脱サラをして、2014年に新規就農をし、様々な農業関係者のアドバイスを無視し、制止を振り払い(笑)、最初から「無農薬野菜セット」を始めました。1年目にして「皆がやめとけと言ったことはそういうことか~」と打ちのめされました。それでも頑なにあきらめず、日本の未来を見据えて、毎年試行錯誤を繰り返し10年間「野菜セット」という商品をメインに農家を続けさせていただいています。農業を志した時の想いは今も全く変わっていませんし、これからも変わりません。
私にとって「野菜セット」を届けるということの意味は、主に2つあって、「美味しくてワクワクする野菜で家庭の食事を楽しくして、みんなに笑顔になってほしい」、「信頼できる人が育てて送ってくれる野菜で安心・安全な食事をしてほしい」という思いがあります。
自分がお客様だったらどうしてほしいかを可能な限り実現したいという思いで、常に進化させてきました。
初年度からお付き合いいただいているお客様も多くいらっしゃいます。1年目の野菜セットは作業効率などを考えてサイズ1種類で始めました。とにかく箱いっぱいにたくさんの野菜があれば嬉しいかと思い、箱いっぱいに野菜を詰めて送っていました。しかしなかなか満足度が上がらず、休止するお客様に理由を伺ったら、「量が多すぎて残って野菜が傷んでしまうのが申し訳ない」ということで、ハッとさせられました。効率も大事だがもっとお客様に寄り添えないか考え、それからお客様の家族構成や使用頻度を考慮してサイズを3種類から選べるようにしました。作業が複雑になり大変でした。数年間試行錯誤していくうちに、何とか3種類に野菜セットに慣れてきました。その後より様々なお客様のご利用環境に合わせたいと思い、発送日を週2回から週3回に増やしました。さらに作業が大変になりました。もっと使いやすくしたいと思い、6種類に増やしました。結構大変です(汗)。やりすぎたかもしれません(笑)。
 これが我々の野菜セットの大まかな想いと歴史です。他にも毎年小さな改善をし続けて、現在の野菜セットが存在します。そしてこれからも進化を止めず、来年以降ももっとお客様お一人お一人の生活により添えるよう、もっと笑顔になっているよう、二人で努力し続けます。
 いつもお客様には多くの激励をいただき、本当に力をいただいております。これからも遠慮なく、遠い親戚のように思っていただき、お気軽にご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。
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