【新規就農者サポート事業】
もともと農家でもない普通のサラリーマンがゼロから農業経営を開始して9年間、実践の中で試行錯誤を繰り返し、理念に沿った自分らしい農業経営の形を計画通り構築してきたと自負しております。
2014年初年度、売上高150万円から始まり、9年目を終えた2022年の売上高870万円
売上高の数値計画はほぼ計画通りの推移です。ただし経常利益に関してはまだ課題が山積です。
数字の通り農家としては非常に小さく、目標とされるような経営規模ではありませんが、ここ数年私のように異業種から新たに農業へ参入しようという方のお問い合わせが多くなりました。その多くの方は、一人もしくは夫婦2人で農業をしたいという方、少量多品目栽培を希望の方、野菜セットを直接お客様にお届けする農業を希望の方などです。そしてなぜか女性希望者が8割以上。小さくても成立する農業経営の形を求める人が意外といると感じます。
自分自身もどうやって農家になれるのか判らないところから行動を始めて苦労してきた経緯もあり、私の経験が微力ながらお役に立てればとの想いがあります。
一方で、相談をいただく方の多くに本気で農業を仕事にしたいという覚悟を感じることはほとんどないのも現実です。
中途半端な人に私の貴重な時間を割きたくない。たとえメールや電話でも、相談に乗るということは私自身の作業時間の一部を提供することに他なりません。
本気の方だけを応援させていただきたい。
そんな想いを実現するために、今年から「新規就農サポート事業」を立ち上げて、支援方法明確にすることにしました。
以下事業概要を記載させていただきます。
■前提
農業経営にも様々な形態、考え方があると思いますが、私の目指す農業経営は「コンパクト農業」であり、「消費者にとってのマイ農家」であり、「野菜づくり代行農家」が目指すべきところであります。
私がその「コンパクト農業」を実践するために具体的に意識していることは以下の通りです。
・売上や規模を追求する農業ではない(1haで1000万円以下を理想としている)。
・自分が大切にしている理念を第一優先とする。
・自分自身がマネジャーでありプレイヤーである(仕事そのものを楽しむ)。
・自分の目の届く範囲で経営のすべてを管理できる規模で行う(あらゆる責任は自分にある)
・専業農家として最低限の生活水準は確保する。
■提供できる内容
野菜セット販売に関すること
小さな農業を実践するための経営管理について
販路に関すること
ブランディングに関すること
多品目栽培に関すること
■対象者
考え方に共感ができる方
一人もしくは二人で農業経営を目指す方
小さな農業を実践したい方
少量多品目栽培で農業をしたい方
直接お客様に野菜を提供したい方
有機農業で経営したい方
■コンサルティング料(2名様まで)
初回:10,000円/時間(税込)
2回目以降:5,000円/時間(税込)
月間契約の場合:55,000円/月(税込)
※旅費交通費等別途
そうはいっても上記の農業は効率が悪く、稼ぎは少ない(稼ぎより信念が優先)、手間がかかる(業務が多岐にわたり複雑)、リスクが高い(契約栽培ではない)ため決して楽とは言えません。
したがって価値観にズレがある方は私の農業経営は参考にならないのでお問い合わせいただいても時間の無駄になると思います。
一方で、そういった農業に対して共感度が高い方にとっては、私が9年間積み重ねてきた農業経営のノウハウは参考になる可能性がありますし、自分らしい農ライフを送ることができるのではないかと思います。
よく自分自身の農業経営の在り方を考えた上で、ビビッとくる方がいましたらお問い合わせください。
【農業経営の軌跡】
2013年3月 飲食企業を退職。退職時の所持金約300万円
2013年4月 「長野県農業大学校研修部」にて新規就農里親研修受講。
2014年4月 約70aの農地を借りて「信州松代みやざき農園」創業。所持金ほぼゼロ。
新規認定就農者となる。夜飲食店のバイト掛け持ち。
2014年 売上高150万円(70a)。計画通り。青年就農給付金(150万円×5年間)受給。
2015年 売上高295万円(80a)。計画通り。副業を辞める。
2018年 売上高600万円(120a)。計画通り。就農5年目。青年就農給付金受給終了。
2019年 売上高560万円(120a)。台風19号被災により計画未達。緊急バイトでしのぐ。
2020年 売上高700万円(130a)。計画通り。
2021年 売上高800万円(140a) 。計画以上。
2022年 認定農業者となり長野県新規就農里親農業者に登録される。
売上高870万円(150a)。計画以上。
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