月曜日の発送ラッシュを今週も無事に終え、午後の半休を事務仕事に費やそうと余裕ぶっこいていた。
お取引様からのご連絡。
「届く予定の野菜がまだ来ない」
慌て自宅に戻り、昨日の発送伝票確認。
配達日の記載ミスで明日到着予定になっていた。
完全に人為的ミス。
紆余曲折あってなんとか荷物は到着したようですが、
失敗に2人で落ち込みながら緊急会議。
早急に以下対策をし、ご迷惑をかけないことを心に誓いました。
【状況】
発送伝票の「配達希望日」欄に7月4日と記載した。
(本来は7月3日配達予定)
【原因】
発送伝票には日付を記入する欄が3か所ある。
「配達希望日」「受付日」「配達予定日」
本来は「配達希望日」のみ記入すればいいのであろう。
集荷の方の負荷をすこしでも軽減できるかと思い、「受付日」欄にも日付を記載していた。
まずこれがミスの確率を上げる原因と判断。
忙しい作業中にいろいろなことを考えながら異なる日付を記載すること。また、カレンダーを確認せず日付を記載することでこのようなミスが発生したのではという結論に至った。

【対策】
①「受付日」は記入しないで「配達希望日」のみ記入するオペレーションに変更
→異なる二つの日付けを記入するのは脳にとって紛らわしい。
②デジタル日めくりカレンダー導入
→伝票を記載する時はカレンダーで日にちを確認する。
ただし週間や月間カレンダーは読み間違える可能性があるため、当日の日にちだけにフォーカスするよう日めくりカレンダーに。さらにめくり忘れがないように自動的に日めくりするデジタルカレンダーを採用。早速購入しました。
② ダブルチェック
→一人作業時はできないが、二人作業の場合はダブルチェックでミスを防ぐ。
以上の対策により、今後同じミスが起こらないようにいたします!
お取引様は皆いい人たちばかりで、ミスがあってもクレームになるような関係ではありませんが、だからこそご迷惑はかけたくないのです。
野菜たちもかわいそうだし。
いつもありがとうございます!
もっと頑張ります!

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開催日:平成28年10月28日(金)
参加者:農場長(私)・副社長(妻)
東京の会社に勤めていた時、当たり前ですが普通にスーパーで野菜を購入していました。
長野に訪れたときに購入して食べた野菜がどれも新鮮でおいしくて、しかも東京よりも安い。東京のスーパーで買っていた野菜は何だったのかと思いました。
それが百姓になろうと思った理由の一つです。
東京近郊で新鮮な無農薬・無化学肥料の野菜を購入しようとすると、ごく限られたお店しかなく、しかもえらい高い。
採れたて新鮮でおいしくて作り手の顔が見える健康的な野菜を、普段の家庭の食卓で食べられる環境があったら、食生活も良くなり健康な人が増えるのに・・・。
そんなサービスを自ら提供するために、「野菜セットの宅配」を軸に百姓を始めることだけは決めていました。
「月5,000円程度で産地直送の有機野菜を家庭の食卓で日常的に食べられる世の中に」
私の農園の野菜セットMサイズは段ボールの大きさが90サイズで12種類前後の野菜をギュッと詰めて送料・税込2,500円(チルド代は別途500円)。この野菜セットを月2回(隔週)発送で5,000円。
この5,000円という価格を前提に野菜セットの宅配を始めました。
おかげさまで現在約40組のお客様にご利用いただいています。
「2,500円の野菜セット」で利益を出すのは非常に難しいです。
一番のネックは送料。ゆうパック通常送料が1,180円。チルド代プラス660円。送料だけでなんと1,840円もかかります。さすがにこれでは完全に赤字になってしまうので、郵便局と交渉して基本料金を少し安くしていただいています。それでも2,500円の販売価格に対しての送料の負担額は大きく、私の販路の中で最も利益の少ない商品です。地元の直売所に出荷したほうが効率も利益もよい。
それでも、そこは利益だけではなく理念の問題。
だからまず価格はわかりやすく2,500円。
新鮮な野菜をお届けするために基本朝採りで丁寧に梱包し、翌日にはご家庭に届く。
野菜をたくさん食べられるように割と大き目の箱にたっぷりと入れる。
こんなこだわりを軸に野菜セットを始めて3年目。
現在2つの課題に直面しております。
一つ目は鮮度。
二つ目は価格。
◆鮮度の問題
2,500円を実現するために、チルド便発送(追加500円)はお客様に選択していただいております。気温が上昇する6月から10月の期間でも、8割以上の方が通常便でのお届けで、うちの野菜は農場長に似て丈夫で根性があるはずだから傷みにくいはず、思い込み、実際ほとんどクレームなし。しかしそうは言っても野菜の鮮度は多少落ち、品質は悪くなります。そのことがずっと気になっていながら、価格を上げたくないという思いで、「チルド便の選択制」にしていました。
今年は何度か品質に関してご意見をいただくことがあり、もはや鮮度の問題は見過ごせないと感じました。
◆価格の問題
みやざき農園の野菜セットは2,500円のMサイズが主力商品で、価格は税込・送料込みとなっております。
箱のサイズは90サイズで、梱包する野菜の種類は10種類から13種類。
できるだけたくさんの野菜をお手軽価格で家庭の食卓へ提供したいという思いから、沢山の野菜を詰めて送ります。
現状でも利益の少ない「野菜の宅配セット」。これをチルド便発送にしてお値段据え置きでお届けすると、配送経費の負担が大きすぎて赤字となる。それでも1セット2,500円、月5,000円以下で新鮮な野菜を提供したい。
おそらく3,000円に値上げをしても、現在ご利用いただいているお客様のほとんどは変わらずご利用いただけるかもしれない。
しかし、より多くの方に安心して継続的に利用していただくためにはできるだけお手頃な値段で提供したい。
そんなことを常日頃葛藤していました。
この課題に関して、来年から理念を曲げずに手を入れようと思います。
その方法は「価格変更」。
しかもなんと実質値下げです。
現行のメイン商品、Ⅿサイズ3,000円(2,500円+チルド代500円)を一律2,800円にして高温期はすべてチルド便発送に切り替える予定です。
また、2,000円の野菜セット(Sサイズ)を新たに導入し、今まで野菜の量が多すぎてご利用しにくかった方や、お一人暮らしの方にも利用していただけるようにしようと思います。
値下げした分は私自身の努力により、来年は生産効率を向上する想定でカバーしようと思います。
現在ご利用いただいているお客様にはご面倒をおかけして申し訳ございません。
ご理解とご協力をお願いいたします。
この改定により、より多くの方に品質の良い野菜を召し上がっていただけることを期待します。
以上
